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語学学習のコツ - ヨーロッパの言語は、右脳系?

2024年04月23日 18:16

ヨーロッパの言語は、右脳系?


こちらの文章は、同じ意味内容を表しています。

ですが、日本語では動作主体である「私」という主語がなくても違和感がない一方で、英語とドイツ語ではこういった主語を省略するのは基本的にNGです。


  • 日本語 : 月が見える

  • 英語  : I see the moon.

  • ドイツ語: Ich sehe den Mond.


英語やドイツ語などのヨーロッパ系言語を勉強していると、何故、既に自明となっている主語や目的語などを、いちいち文に入れなくてはいけないのか、納得できない気分になります。

ですが、最近、脳科学の発達により、このような文法の違いが脳の使い方に因るものだと分かってきました。


実際に「月が見える」といった文を発話する時に、日本人とヨーロッパ系言語の話者では、脳の中にどのような情景を描いているのでしょうか。

こちらが脳の中での情景描写のイメージです。



ヨーロッパ系言語の話者の場合、情景描写には話者自身も含まれています。

これは日本人が話す際に、主に左脳のみを使うのに対し、ヨーロッパ言語の話者は右脳も使うためだと言われています。

右脳には、自分自身を客観的に捉えるメタ認知機能ががあるため、このようなイメージが脳の中で展開します。

そのため、文脈から動作主体者が自明となっていても、脳のイメージの中で存在しており、主語を省略すると違和感が生じてしまいます。


こちらの「脳のしくみが解れば英語がみえる」濱田英人著では、右脳の働きにより主語が省略できないこと、自動詞/他動詞、可算名詞/不可算名詞の厳格な区別があることについて解説されています。


日本人の感覚では、英語などの文法のあり方に釈然としない事がありますが、脳のこのような働きが理解できると学習し易くなるように思います。

脳科学の更なるに期待したいところです。

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